羊蹄山は子供のころから眺めていて名前を知っていた山です。登山を趣味にしてからというものいつか訪れたいと思っていたところ、今年の夏休みについにその頂を目指すことができました。2026年9月30日に歩いたルートは以下の通りです。

羊蹄山には四方から4つの登山道が延びていますが、今回は馴染みのある真狩側の羊蹄山湧水から登頂しました。最も入山者が多いのは山頂に直登できる喜茂別コースのようです。登頂した9月30日は季節外れの暑さでしたが、この二日後に初冠雪したようです。
A.留寿都~真狩


室蘭を午前5時に出発。1時間半ほどで真狩に到着します。天気がいいと国道230号を走り洞爺湖の外輪山を登りきったところで平原にそびえる羊蹄山の雄姿が現れ、走っていて非常に気持ちのいい道です。真狩村のメインストリートは羊蹄山が正面に見えるように延びており圧巻の光景です。ニセコ側にだけ雲がまとわりついています。羊蹄山は北・西・南側が海に近く水蒸気の供給が豊富なため、天気が変わりやすい印象があります。
B.真狩コース登山口


羊蹄山湧水の奥にあるキャンプ場が真狩コースの登山口となっています。平日でしたがキャンプ場の駐車場は登山者の車で半分以上埋まっていました。これほど人気のある登山道なのでヒグマは寄ってこないだろうと思いつつ、最近の目撃情報もあるため入山時には山梨の山岳以上に緊張します。
C.二合目~七合目


登山道には1合目~9合目まで番号札が掲げられていました。1合目~2合目までは比較的緩やかで歩きやすい登山道でしたが、3合目以降は急激に傾斜がきつくなっていきます。成層火山なので平坦になることもほとんどなく、きついつづら折りの急登が容赦なく続きます。山容だけでなく登山道の傾斜まで富士山に似ています。変わらない景色に嫌気がさしてきますが、ここで頑張らなければ展望もほどんどありません。
4合目あたりで樹間から洞爺湖が見え隠れしていました。噴火湾や北海道駒ケ岳が意外なほど近くに見えます。南からの湿った風が細かい積雲を形成しています。
D.八合目~九合目


8合目を過ぎるとトラバースとなってようやくきつい登りから解放されました。高い木もほとんどなくなり高度感のある展望が広がります。朝は曇っていたニセコ側が、今度は一番天気が良くなってきました。正面に見えているのはニセコアンヌプリとそのスキー場です。気分よく歩いていると、エゾリスが横切っていきました。
E.九合目


登り始めて3時間弱で9合目に到着しました。9合目には二階建ての大きな避難小屋があり、積雪期は2階から出入りすることもできるようです。避難小屋の周辺の紅葉を期待していましたが、ナナカマドの葉は既に落ちており少し遅かったようです。それでも草紅葉がわずかに残っていました。ここまで登ると山頂のお鉢はもう眼前に見えています。
F.父釜




午前10時に山頂火口である父釜の縁に到着しました。最高峰は喜茂別側にあり、お鉢を半周する必要があります。山頂火口は父釜の北側にもふたつあり、母釜、子釜と呼ばれているようです。
G.羊蹄山山頂


真狩側から30分ほど火口をめぐって羊蹄山の最高峰に到達しました。この日はまだ夏の名残の陽気が残っており、多くの登山者でにぎわっていました。お鉢巡りは北側は比較的なだらかな道でしたが、南側は険しい岩場が連続していました。風が強いときなどは北半分を往復するほうが楽かもしれません。
H.ザ・ウィンザーホテル洞爺



