むしだしのかみなり

大辞泉によると「冬眠中の虫を穴から誘い出す雷」の意。「立春後、初めて鳴る雷。はつかみなり」とも書かれています。太平洋側の地域では立冬以後雷鳴をめっきり聞かなくなりますが、本州南岸を低気圧が通過するようになると久々のとどろきにびっくりします。東京で雷を観測した日の月別の日数は、12月~2月までが0.2日、3月が0.5日、4月が1.1日。3月は2年に1度、4月は毎年雷が鳴る割合です。
南岸低気圧といえば「雪の朝(あした)は裸虫の洗濯」という言葉もあります。雪の翌日はたいてい穏やかに晴れるものです。この陽気に春を感じて、虫たちがひょっこり這い出して来るのでしょうか。

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